私が知能検査を受けて良かったと思うこと。
先日、私は知能検査なるものを病院で受けました。今回は、私が知能検査を受けようと思ったきっかけと受ける流れ、検査の内容を少しだけ紹介しようと思います。
□目次
・私が知能検査を受けたきっかけの話
・検査費用
・検査を受けるには
・検査内容(ネタバレ防止のため少しだけ)
・検査結果
○総括
・私が知能検査を受けたきっかけの話
それは、ある日のことでした。母と二人で何気ない会話をしてた時、偶然発達障がいの話になりました。そして、私の幼少期の話をしてくれました。
私が赤ん坊の頃は、とにかく落ち着いた子で、3才まで言葉を発さなかったらしいです。ですが、3才になると急にペラペラと喋りだして、「なんで?」「どうして?」などの物事への疑問が生まれ始めたようです。さらに、自分の足で立てるようになると、よく動き回っていたそうな。母曰く、よく駅のホームでは線路に身を乗り出しそうになり、父にド突かれていたそうです。まぁ、ここまではよくありそうな話なのですが、幼稚園の頃の話から「アレ?」と思われるような出来事を聞きました。今となっては私でも分かりませんが、当時の私は、よく幼稚園を抜け出し母に連絡がいっていたらしいです。そこで、母は私に発達障がいがあるかもしれないと思い、実際に医師に診てもらったようです。すると、確かに私には注意欠陥や多動性と言ったADHDの特徴があると言うことが分かったようです。ADHDとは、発達障がいの一つで「不注意」「多動・衝動性」などの特徴が見られます。
「不注意」例)忘れ物をよくする。
「多動・衝動性」例)じっとしていられない。
身体面でも、真っ直ぐに歩けないなどの不器用さが目立ったようです。医師からは、「同年代の子と比べて、大人っぽくIQ(知能指数)が高い。」と言われていたようです。
嬉しい。
しかし、このような話を聞く前に、私自身他の人と違う"ズレ"のようなものを感じることが多々ありました。小学4年生の頃、私は授業に集中することができないと言う理由で、普通に授業を受ける教室の隣にある特別教室に行くことがありました。あまり詳しいシステムを思い出せませんが、私が集中できないな~、と感じたらその特別教室に行くことを許されていました。特別教室には先生が1人いて、そこには積み木やレゴなどの色々な遊具があった気がします。
・・・でも、クラスの人からするとやはりそんな私が良く見えてはいなかったのでしょう。少しだけイジメのようなものもありました。「アイツだけズルイ!」と感じていたのでしょう。
それから色んな所で「変わっている」「変な人」と言われることが多くなりました。自分では、何がどうおかしいのかよく分かってはいないんですがね。あれかな、欲望に忠実だからかな。
まぁ、このような出来事があり、「自分をよく知っておいた方が良いだろう。」と思い、知能検査を受けた次第であります。
・検査費用
検査費用は計5,000円でした。色々年齢や保険の有無、病院で違ってくると思います。
私の場合は、保険を使った18歳として近くの精神科のある病院で検査を受けました。
一度の診療や日程調整の打ち合わせで1,500円くらいでした。私は3回ほど通ったので合計で5,000円内に収まりました。
ただやはり、年齢や保険の有無で変わってくると思うので、私から言えるのは「心配なら福沢諭吉を持ってけ。」と言うことです。
大丈夫ですよ、彼がいれば。足りんでもATM先輩が近くにいるし。
・検査を受けるには
では、私が知能検査を受けるまでの流れを紹介します。
1.近くの病院に電話する。
まずはお手元の携帯電話でご自宅付近の病院に、その知能検査を受けたいが受けられるか、と言うことを問い合わせて見てください。人との対話に抵抗がある方は、病院のHPを見るのもいいでしょう。でも、いざ知能検査をするなら心理士の先生との対話は避けられません。それでも知能検査を受けたい方は頑張ってみてください!
あとは掛かる費用や質問等を事前に聞いておくのもいいでしょう。未成年の方は、保護者同伴の必要がある場合があるのでそこも含め聞いてください。と言うか、未成年の方はまずは保護者に相談してみてください。聞いてダメって言われたが、どうしても検査を受けたいなら一人でも受けることが出来るかを病院に問い合わせてみるといいんじゃないでしょうか。
2.心理士の先生や心理カウンセラーに相談内容を話す。
あなたの悩みを解決するために、心理士の先生や心理カウンセラーに、あなたの悩みや症状を相談する必要があります。主に「何故知能検査を受けたいのか。」などを伝えましょう。また、具体的な悩みや相談内容を伝えることで、あなた個人に合わせた治療方法やアプローチをしてくれることでしょう。なので言いにくいことでも、壁に話していると思い全て話してみてください。先生はあなたの全てを受け入れてくれるはずです。
あとは病院側が日程を調節してくれるはずです。遅刻などの心配がある人は診療時間の30分前に着くように家を出ましょう。
・検査内容(ネタバレ防止のため少しだけ)
さて、気になる検査内容です。
検査時間は人によってまちまちですが、大体平均的な検査時間は2時間30分です。
実際に私も受けましたがそのくらいのタイムでした。途中で10分間の休憩時間も取ってくれるので集中力が切れても大丈夫です。まぁ、余裕をもって3時間ほど時間を作るのをおすすめします。先ほども書きましたが、検査は心理士の先生とマンツーマンで行われます。どうしても二人っきりの空間が嫌な方は、保護者同伴で検査を受けさせてもらってもいいでしょう。そこも心理士の先生や保護者と要相談してください。
では私が実際に受けた検査の中身を少しご紹介します!
※ありのままを伝えてしまうと本人様の能力にムラが出てしまう恐れがあるので、当ブログでは検査の一部をお伝え致します。
まず、始めにやったのは言葉の説明と言う項目でした。
例えば...
「冬とはどんなものですか?」「言語道断とはどういう意味ですか?」
このような質問に自分の言葉で説明をし答えると言った検査でした。この項目だけで7問ほど出されるのですが、私が感じるに問題は段々と難しくなりました。最後の方は聞いたこともないような言葉や四字熟語が出されました。私の学がないだけ、と言ってしまえばそれまでですがね。
他にも、パズル的な図形工作や小学生の算数問題(ただし、暗算。)、ひたすら記号を写して書くなどの項目もありました。
そして、今紹介したものはほんとに検査の一部です。検査はもっと多いです。
さすがに全部の検査を終えたときは私も少し疲れてました。
こうして検査を全て終われば、あとは検査結果を待つのみです。私の場合、病院側から検査の結果が分かるのが2週間後と言われたので、それ位に予約を入れ、その日は帰宅しました。
・検査結果
2週間後...。検査を受けた病院に行きました。
私の検査結果が書かれた紙を心理士さんに渡されました。
知能検査の結果
の写真(2022.2/7)
見えにくいですが、グラフ内の一番左に「全知能IQ」と言うのがあるのを確認できますでしょうか。それがいわゆる私たちが言うIQです。私のIQは89でした。
一応、一般的なIQが85~115までらしいので、私も平均のちょい下に収まることが出来ました。そして一目瞭然ですが、私は「言語理解」と言う項目の数値が他と比べ高いことが分かりました。いわゆる語彙力と言うやつです。まぁ、100なのでド平均ではありますが、これが私の中では強みになっていると言うのは分かるはずです。さらに、分かりやすく自分の得意不得意を箇条書きにしてくれているので、非常に見やすい工夫もされています。
ちなみに、一度知能検査を受けると一年経つまで、再度知能検査を受けることは出来ません。これも本人の記憶が新しい内は、能力にブレが生じる可能性があるからです。
○総括
いかがでしたでしょうか。知能検査を受けることでのメリットをご理解してもらえたでしょうか。
再度、おさらいをしてみましょう。
私が知能検査を受けて良かったと思うこと
1.自分の特性を客観的に理解できる。
2.能力値が数値化されて分かりやすい。
3.心理士さんから的確なアドバイスがもらえる。
今回の検査で私がADHDかは分かりませんでしたが、そう言う傾向があるからこう言う対策をした方がいいと言う、次なるステップは分かりました。自己分析が苦手な方や自分が発達障害なのではと思う方は是非、この知能検査を受けてみてください。
え?知能検査で発達障害かどうかは分からなかったって言ってたじゃないかって?
まぁ、全部どうでもいいです。
ここまでのご視聴ありがとうございました!
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